マザーボードとはパソコンの土台となり、パーツ間の橋渡しをするという役割があります。
パソコンというのは、いくつかのパーツ・部品で構成されています。
パソコンが動かすための基本構成はマザーボードに、CPU、メモリー、ストレージ、GPU、電源、
マウス、キーボード等を取り付ける必要があります。
これらすべてのパーツの土台となるのがマザーボードになり必要に応じですべてに信号を与えるながらPC環境を作っています。
デスクトップパソコン、ノートパソコン問わず
パソコンとして機能させる為にマザーボードは必要不可欠となります。
・どこにあるの?
パソコン本体の裏側、又は底に位置しています。
本体を開けるとすぐに大きな板が目につくと思います。
それがマザーボードとなります。
マザーボード
パソコンを自作したり、分解しない限りはあまり見かけないとは思いますが、
実は、全ての土台となる隠れた重要パーツだと言えます。
マザーボードには様々な種類があって、それぞれ搭載できるCPUやメモリなどが異なります。
・種類は?
コンシューマー用のマザーボードの規格は大きく分けて3種類あります。
規格と言っても基盤のサイズのことです。
マザーボードには基盤のサイズに違いがあり、
このサイズによって取り付けられるパーツの数に違いが出てきます。
マザーボードの基盤の規格はATX、Micro-ATX、Mini-ITXの3種類が代表的です。
♢ATX♢
基板サイズ:305 × 244mm (12インチ × 9.6インチ)
特徴:3種類の規格のうち一番大きいサイズとなり、
タワー型デスクトップパソコンでは多く用いられる規格がこのATXです。
基板面積に余裕が多くある為、コネクタやスロット数が豊富なのが特徴的です。
つまり、各種パーツ類をより多く取り付けることができ、
様々な機能を追加することができます。
拡張スロットが最大7つ、メモリスロットが4~8つも搭載されています。
拡張性が高いため、自由度がかなりあります。
ハイスペックパソコンを作る場合は、ATXがおすすめです。
PCケースにもよりますが、基板サイズが大きいので、
組み立てるパソコンも大きくなる場合がほとんどです。
拡張性の高さが人気の規格です。
♢MicroATX♢
基板サイズ:244 × 244mm (9.6インチ × 9.6インチ)
ATXをやや小型化した規格で、省スペースのスリムタワー型パソコンで
よく用いられるのがMicro-ATXのマザーボードです。
特徴:ATXと比べ、取り付けられるパーツの数が少なくなっていますが、
価格面ではATXより安い場合が多く、コストパフォーマンスは水準的に高いです。
また、省スペースパソコンを組む際には最適で、小型のパソコンが作れます。
パソコンの置く場所に困っているという方にはおすすめですね。
ストレージの拡張スロットが最大で4つ、メモリスロットが2~4つ搭載されています。
それほど性能にこだわらずごく普通のパソコンを組む場合は、
Micro-ATXがおすすめです。
♢Mini ITX♢
基板サイズ:170 × 170mm (6.7インチ × 6.7インチ)
特徴:マザーボードの基盤サイズでは非常に小さく、コンパクトです。
基盤面積はATX規格のマザーボードの約1 / 2.5という驚異的な小ささです。
一般的なデスクトップパソコンのケースサイズよりさらに小さいケースで、
自作PCを楽しむことができます。
ですので、ぱっと見PCには見えないような小型マシンが自作可能となります。
つまり、省スペースに設置できる超小型PCを作るには最適です。
しかし、基板サイズが小さい分、マザーボードに搭載できるパーツが
他のATX、Micro-ATXと比べるとかなり少なく、拡張性は低いというデメリットはあります。
小型化を図っている為、コストがかかるようで、価格も割高とコストパフォーマンスは悪いです。
しかし、最近のMini-ITXはパーツの制限が少なくなってきており、
また、PCI Express x16などの拡張スロットを装備する製品も増加したため、
以前のものより自由度はそれなりに高くなりました。
Mini-ITXマザーボードと小型ケースを使った自作では、
サブパソコン用途として人気を集めている。
・おすすめメーカーは?
♢ASRock(アスロック)♢
ASRockは2002年に誕生した比較的新しいメーカーだが、元々はASUSの戦略的な子会社であり、
現在は同じくASUSから分社化されたPEGATRONという世界最大手クラスのOEM製造メーカーのグループ企業になります。
日本ではASUSに続き2位のシェア率を誇り、他社にはない独自のオーバークロック規格を持っていることで
個性が強く変態マザーボードを作る会社といわれています。
一方、価格帯は他マザーボードメーカーよりも安く価格設定がされていることが比較的に多いものの、
変態マザーボードを作れる技術力の高さがあることから、故障率も低いと定評があります。
加えて、PC製造時のアクシデントでよくあるCPUポートのピン折れも補償対象としてもらえるなど、
自作方や、製造メーカーからはとてもありがたい保障制度となっているのがおすすめなポイント。
♢MSI(エムエスアイ)♢
MSIは、1986年に台湾で生まれた老舗マザーボードメーカー。
マザーボード業界シェアは第3位。近年はプロのゲーマーをターゲットとした
ゲーミングマザーボードの開発に力を入れており、高いデザイン性を武器に
国内だけでなく世界中のゲーミングユーザーから高い支持を集めています。
また、GPUは日本ダントツのシェアを誇っており、
そのほかのPC関連パーツにも力を入れ始めているのでデザイン性を求める方には、
MSI仕様のセットで購入するのをおすすめ。
♢ASUS(エイスース)♢
ASUSは台湾に本社を置く世界最大手のマザーボードメーカー。
主にパソコン関連の製品を扱っており、マザーボードに関しては現在世界トップ。
自作初心者の方はもちろん上級者の方にもおすすめのメーカーです。
業界トップゆえにわかりやすいUEFIの仕様や故障率の低さは購入側からするととても安心感があります。
また、マザーボードだけではなくGPUもNVIDIA 、AMDともに製造おり、
PCケースや液晶ディスプレイ、キーボード、マウスなど
関連商品も数多く販売していることからメーカーを統一したいなどの方にはおすすめ。
♢GIGABYTE(ギガバイト)♢
GIGABYTEは、ゲーミングデバイス・グラフィックカード・PCケースなど
パソコン関連の製品を多く展開している台湾のメーカーです。
マザーボードに関しては、ASUSやASRockと同じく世界で非常に人気があります。
以前、日本のシェアはASUSに続き第2位だったものの現在は業界4番手に遅れをとってしまっている。
理由は代理店戦略に苦戦してしまったためと言われている。
Gigabyteは業務用サーバーも日本では広く浸透しているので、技術的な高い。
ゲーミング市場の盛り上がりを先んじて、AORUSというGigabyteの中で上位モデルをリリースし、
販売しているが盛り上がりには欠けているという印象。今後に期待。